アジアンドキュメンタリーズというサイトが素晴らしい(不定期テレビ日記から)
- akiyamabkk
- 4月15日
- 読了時間: 2分
更新日:4月18日
2025年4月11日(金)
アジアンドキュメンタリーズの解説文より

『霧の中の子どもたち』
~ベトナム・モン族による誘拐婚・児童婚!風習との葛藤を撮影したドキュメンタリー衝撃作品~
北ベトナムの山間に暮らすモン族の伝統的風習、「嫁さらい」に巻き込まれた14歳の少女の一部始終をカメラが追った。主人公のジーは学校に通いながら、家業の藍染めや農業、家畜の世話などを手伝う。父親は一日中酒に酔っていて、母が生活を切り盛りするため、子どもは大切な労働力でもあるのだ。春節の祭りの日、ジーはヴァンという少年と懇意になり、彼の家に連れ去られた。母親はジーを取り戻そうとするが、「嫁さらい」に親は関与できない。結婚を迫るヴァンと拒むジー。騒動は学校や両家の親族まで巻き込んで、二転三転してゆく。現代においても女性の人権を認めない、伝統的価値観が根強く残るモン族の社会を描いた作品だ。
守旧という意味での伝統というやつは、普通の人間たちにとっては、端的に「悪」である場合がほとんどではないか。人間的な、普遍的な価値観によって濾過された後の伝統ならば、ある種の懐かしい習俗として認めることができるけれども、伝統が「昔のまま」を意味するのならば、これは、受け入れ難いものであることが多いのだ。(特に宗教に関してそれが言えると思う。)はっきり言えば「略奪婚」など法律で禁止してしまえばいいのである。犯罪なのだから。そこに「文化的多様性」など認める必要はないと思う。ベトナム政府は、こういう時こそ、権威主義政権としての特性を生かして、びしびし取り締まればいいのである。
しかし、この「アジアンドキュメンタリーズ」というサイト、様々興味深い作品を紹介してくれて、便利だし、ありがたい。誰がやってるのかな。
<了>